
−人間の計画を神様は笑う−
出演エミリオ・エチェバリア、ガエル・ガルシア・ベルナル、ゴヤ・トレド
内容:ひとつの交通事故を起点に時間を前後して、兄嫁に恋した青年オクタビオ、手にしたはずのキャリアも恋人も一瞬にして失ったスーパーモデル・バレリア、かつて妻と娘を捨て反政府組織に入り今や殺し屋となってしまった初老の男エルチーボ、それぞれの激しくも切ない愛の物語が展開するオムニバス風ドラマ。
原題(犬のような愛)が示すとおり、いずれの物語も犬が重要な鍵として登場する。
公開時に「世界の真中で愛を叫んだ犬たち」なんてコピーがついてたんですね…;
見る前の予想に反して良かった。なにか引き込まれるものがあった。
人間の悲哀を感じる重みのある映画。
ひとつめの話、すごく生なましいというか現実にこういう日常を送っている人達がいるんだっていうのがリアルに感じられる映像。
闘犬って怖い。その犬のように凶暴になっていくオクタビオと重ね合わせているかの様で。
オクタビオが兄嫁に執着する気持ちが理解できない。恋は理屈じゃないんだけど、子持ちでしかも身ごもってるというのに…。
しかしこの犬(名前忘れた)の生命力はすごい。
![]() | 同監督の2004年の作品「21グラム」 『誰もがいつか失う重さ。』 人は死んだ時、21グラムだけ軽くなるという。 |
ふたつめの話、これが一番堪えたなぁ。主役が女性で年齢も一番近そうという事もあるんだけど、交通事故っていつ自分の身に降りかかってくるかもしれないし。
演じている女優の表情がすごく自然に見えた。自分の身に起きたことが受け入れられず、ヒステリックになっていく心理的に追い詰められていく様子がつらい。
彼女の飼い犬が床下に入り込んでしまうのですが、あれだったら早く助ければいいのにってちょっと納得いかない
みっつめの話、世捨て人のようなこのオヤジは何がしたいんだろうって見てたら自分の娘を盗み見したり留守宅に入り込んだり。部屋に飾ってある1枚の写真を持ち出すので、記念に手元に置いておくのかと思ったら…面白いことするな。なんかかわいい。
殺し屋として依頼を引き受けたのにこんなのあり?ってこともするのだけど、ちょっと痛快だった。
それにしても殺しを依頼した男がマヌケ なんであそこで引き返さないのか。
前二つの話に比べ最後は希望がある終わり方で見終わって嫌な余韻が残らなかった。
暗い映画だけれど、紛れもなく人間の心理が描かれていて見ごたえのある作品です。
![]() | アモーレス・ペロス・サウンドトラック メキシコのロック、ヒップホップ・ナンバーを収録 |































![CREA (クレア) 2006年 09月号 [雑誌]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B000H5VA16.09.MZZZZZZZ.jpg)


こちらこそありがとうございます!
ガエルのスキンヘッドがちょっと衝撃でした。あの後 彼はどうしたんだろう。。。
たまにはこんな重みのある映画もいいですね。