2006年06月03日

シティ・オブ・ゴッド

シティ・オブ・ゴッド【廉価版2500円】世界のどこかで起きている現実の恐ろしさ

映画監督:フェルナンド・メイレレス
共同監督:カチア・ルンヂ
出演:アレシャンドレ・ロドリゲス、レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ、セウ・ジョルジ
シティ・オブ・ゴッド【廉価版2500円】
シティ・オブ・ゴッド DTSスペシャルエディション (初回限定2枚組)

すごい。映画で描かれた恐ろしい世界が実在したというのにまず驚かされる。
ブラジルという国から思い浮かべるのはリオのカーニバル、サッカー王国…と陽気でラテンなイメージ。
この映画では60年代〜70年代頃のブラジルのリオデジャネイロのスラム街を舞台に子供達が銃を手に犯罪に手を染めていく日常を描いています。
ブラジルにこんな悲惨で暴力的な地域もあったんだと知りました。実話を基にした話で、原作は初めてスラムの住民の視点からスラムの現実を描いた小説だそうです。

スラム街のボスになるリトル・ゼ、まだ子供だというのに笑いながら何人も銃殺するシーンには凍りついてしまいました。
リトル・ゼに兄を殺されたブスカペの視点で少しユーモアを交えつつ語られるので、バイオレンスで満ちた話がいくらか緩和されて最後まで見ることができましたね。

いやぁ、もうなんか衝撃が強すぎて何を書いていいのかって感じです。
堅気だったマネの物語では憎しみからは憎しみしか生まれないという事が浮かび上がってきました。
暴力の連鎖―スラム街の暮らし以外知らない者にとっては断ち切ることは容易ではない。警察もまともに機能していない街。貧困―マジメに働いたところでわずかな賃金しか得られない。悪事(ドラッグを売ったり)に手を染めた方が稼げて、いい暮らしができる。そんな中でまともに生きていくのはどれほど困難だろうか…
ブスカペのように何か強く興味を持てるものがあればまた別の道が開けるのでしょうが、それもまた厳しい道のりだ。

「シティ・オブ・ゴッド」the remix project*「シティ・オブ・ゴッド」the remix project


posted by bebe at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画レビュー

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